トイレだから臭いがあるのは仕方がないのか
トイレの不快な臭いに困っている人は多いでしょう。しかしこればかりは、トイレである以上仕方がないことだと、半ばあきらめかけている人も同時に多いのではないでしょうか。近年でこそ、水洗式が当たり前になっていますが、かつてそうでなかった時代は、トイレに臭いがあるのは当たり前のことでした。それゆえ、水洗式であっても、トイレには臭いがあるのが当たり前だと考えやすくなります。
しかし現実問題として、トイレなのにまったく臭いがしなかったという経験をした人も多いと思います。デパートなど、使用頻度は極めて高いはずのトイレであるにもかかわらず、なぜか臭いがしないこともあります。ということは、トイレの不快な臭いは、水洗式である以上は、決して当たり前のことではないのです。
ですから、もしトイレの臭いは仕方がないものだと考えていたとするなら、その認識が誤りであったことをまずは理解していただく必要があります。それから原因を考え、対処していきましょう。
掃除をキレイにしているのになぜトイレは臭いのか
トイレは臭いが気になる場所だから、掃除はほかの場所よりもこまめに、そしてしっかりしています。けれども臭いはやっぱり消えてくれないんです・・・そんな悩みを吐露する主婦の方はけっこう多いです。
考えられる原因として、ちゃんと掃除をしているようにみえて、実は掃除しきれていないところがある、というケースです。特に洋式のトイレでは、便器の裏側から水が流れる仕組みになっていますので、水を流すための溝がつくってあることが多いです。排泄物がその溝にはねてこびりついていることが、トイレの不快な臭いの原因である可能性は高いです。
しかも悪いことに、便器の溝に付着した排泄物は、そう簡単にとれないくらいガッチリとこびりついてしまっていると考えなければなりません。もちろん使用後すぐに便器の裏までケアすることができているなら、そういうことは起こりませんが、たいていトイレ掃除の際にケアすることになりますので、その間にこびりついてしまうのです。ちなみにこのこびりついた排泄物を、尿石(にょうせき)と呼びます。
対処方法としては、できるだけ早い段階でトイレ掃除をすること、さらには重曹などを薄めた特殊な液をつくって、これをせっけんとみなして掃除するなどの方法が比較的有効であると考えられます。
まずはこまめな掃除を心がけるところから対処をはじめてみましょう。